たぶんね、えんちょうは暇なんですよ

えんちょうの趣味のキオクです。

劇場版ポケットモンスター キミにきめた!を見てきました。

というわけでポケモンモチベーションが少し上がっていたので、
ポケモンセンターで前売り券を買っていた、
劇場版ポケットモンスター キミにきめた!を見てきました。

面白かったです。

嘘です。


いかにネタバレ込みの感想を書きますので、
見る予定の方は回れ右でお願いします。
ポケモンがずっと好きだったから書くんです。
そこのところは間違わないでください。



























非常に舐めた作りになっているなと思いました。

★過去改変がひどい
サトシ達の物語は20年前のアニメからスタートしています。
このアニメではピカチュウと出会い、ふたりでぼっこぼこになり、
カスミのチャリンコをパクって、九死に一生を得たと言ったストーリーでした。

劇場版ではこの部分が改変されており、カスミの存在なんてありませんでした。
当然ながらタケシも出てきません。

舞台は唐突にタマムシシティに飛び、サトシがなんとエリカを倒してるじゃないですか!
そんな過去もありませんでした。(当然女装もありません。)

道中ポッチャマルカリオを連れたトレーナーが現れるが、
サトシは珍しそうにもしていませんでした。
それどころかエンテイの存在まで知っていました。

初代ポケモンの世界観を銘打ちながらも
151匹だった時代なんてものは無かったのように物語が進みます。
(なっかまのかずは・・・ホウオウがテーマなので三犬くらいは仕方ないと思いますが・・・)

★無理やり入れてきた過去ストーリーがひどい。
すごく無理矢理な形で、ヒトカゲとの出会いのリメイクした形と
バイバイバタフリーぽい何かが入っています。

ヒトカゲとの出会いは最終的に捨てたトレーナーが物語に絡んでくるので、
ある程度見れるものでしたが、
バイバイバタフリーのお前らこのシーン好きやろ?懐かしいやろ?
取った感じの挿入具合が非常に不快でした。

★物語の流れ
サトシの旅立ち→冒険の過程(キャタピーゲット ピジョンはゲットしない・・・)
エンテイとのバトル→新しい仲間が増える→ホウオウ探しに行く
→邪魔される→マーシャド激怒→なんとかなる→ホウオウエンカウント

いった感じです。

ポケモンマーシャドー
虹色のはねに選ばれた人が適正たるかを監視すると行った設定なのですが、
闇落ちサトシに精神介入したり、
最後の方で暴れる以外本当にストーリーに直接絡んでこない。

どちらかと言うとポケモン映画と言うよりは
サトシの成長を少し見ると行った感じの映画でした。

あとサトシが死にかけるのですがその際にピカチュウ

しゃべったぁぁぁぁぁぁぁ!

びっくりだよ。

★最後のエンドロール
歴代の旅のパートナーがシルエットから振り返るって演出でした。
意味がわからない。

★感想
この映画は誰をターゲットに作っているのかがいまいち見えない。
自分たちのような20~30代に向けて作っているのであれば、過去改変がすぎる。
今の子供達に向けてだとすれば、話がわかりにくく、子供が見て楽しめるものではない。

感動しないかと言われれば悩ましいが、端的にいうとつまらない映画であったと思う。
過去のお話をするのであれば、顔を忠実にして欲しかった。
改変作品にするのであれば、最後のエンドロールに歴代のパートナーを出すのは
火に油を注ぐようなものだと思った。

20周年記念作品なんだし、ほかのアニメや特撮みたいに歴代メンバー勢揃いとか
どんちゃんバトルでよかったのではないかと思う。

この映画でゴーを出したのは誰なのだろうか?

20年間温めてきた虹色のはねの伏線。
これを使用するにしてはあまりにもチープな作品であったと思う。

とても悲しかった。

この作品があったからといって、ポケモンが嫌いになるわけではないが、
30周年までは映画館に行くことはないだろうなと思った。
30周年で湯川監督が、まともな作品を作ってくれることを祈ってます。

おしまい。